人気の山小屋がある「白馬岳」とは
写真:白馬岳の山頂から。太陽が雲海を白く輝かせていた。
- 長野県ある北アルプス。標高2,932mの山。
- 日本百名山の一つ。
- 白馬三山の一つ。
- 【白馬岳(しろうまだけ)、杓子岳(しゃくしだけ)、白馬鑓ヶ岳(やりがたけ)】
- 周辺に山小屋が多い。
- 山頂に山小屋、トイレがある。トイレ一回100円。
- 山小屋にバッチ販売あり。スタンプもある。
- 登山時期は4月下旬から10月上旬。
- 名の由来は、雪解けた岩の山容が、馬に似てたから。
- 熊は出なさそう@人が多いので。
- 外国人はアジア系の20人程の集団や欧米人のペアが5組ほど見かけた。
初心者ルート
初心者ルートと言っても一日5h程歩くので、辛く厳しいと思います。
それでも最短ルートです。普段から歩くようにしときましょう。
初心者の日帰りは、かなり厳しいので、宿泊して行く事をおススメします。
ロープウェイは使わない無い。(別コースであるが、時間がかかる)
モデルコースを作ったの参考に見て下さい。↓
一泊コース
- 同じコースを往復する(ピストン)です。
- 最短コースです。
場所 | 時間 |
1日目 | |
猿倉 | 5:00 |
白馬尻小屋 | 6:00 |
(休憩)30分 | 6:30 |
岩室跡 | 9:00 |
白馬岳頂上宿舎 | 11:00 |
白馬山荘 | 11:20 |
2日目 | |
白馬山荘 | 6:00 |
白馬岳 | 6:15 |
白馬尻小屋 | 9:10 |
(休憩)30分 | 9:40 |
猿倉 | 10:40 |
1日目の早朝は、車なら駐車場が満車になる可能性があるので、早めに!(特に土曜日)
2日目の早朝は、荷物を山小屋に置かせてもらい、貴重品のみ持参し登頂しましょう。
下山時に荷物を回収し、猿倉登山口へ。
動画ルート↓。1日目。2日目は山頂へ行ったが、動画には、無い。
二泊三日コース
- 中級者向け。初心者は2日目以降がツライ。
- 周回して同じ登山口に戻るコースです。
- ロングコースです。
- 逆回りでも良い。
場所 | 時間 |
1日目 | |
猿倉 | 5:00 |
白馬尻小屋 | 6:00 |
(休憩)30分 | 6:30 |
岩室跡 | 9:00 |
白馬岳頂上宿舎 | 11:00 |
白馬山荘 | 11:20 |
2日目 | |
白馬山荘 | 6:00 |
白馬岳 | 6:15 |
杓子岳 | 9:10 |
鑓ヶ岳 | 9:40 |
白馬鑓温泉小屋 | 12:30 |
3日目 | |
白馬鑓温泉小屋 | 6:00 |
小日向ノコル | 7:50 |
猿倉 | 9:40 |
体力に余裕があれば、2日目に下山しても良い。
大雪渓について
大雪渓:写真だと分かりにくいが、傾斜45度くらいです。
- 「白馬尻小屋」から30分歩くと「大雪渓」と呼ばれる一年中、雪が溶けない登山道にたどり着く。
- 大雪渓は、約1h30mくらい登る。
- 登りも下りもアイゼンを付けて雪道を進みましょう。
- 雪に赤く染められた道や石にピンクのリボンが付いてあったりロープがあるので迷いにくい。
- 雪道以外の登山道は、砂利で、滑りやすい。
- 日陰が無い。さらに雪の反射がある。
- 暑いようで寒い。
大雪渓前:白馬尻小屋で休憩してから大雪渓に臨みましょう。
大雪渓:アイゼンを付けて、たまに立ち止まり休憩しながら行く。冷たい風があり、止まると寒くなる。
大雪渓後:沢や水が流れ込む岩場を歩くので、防水スプレーをした靴が必要です。落石がある。
白馬尻小屋前にあった看板。大雪渓について書いてあります。
看板内容を簡単に以下に書きます。
- 大雪渓の最初は、左の道を進みましょう。
- 雪渓上の土砂には近づかないように。
- 水2リットル以上 持って行きましょう。
- 落石に気づいたら「ラック」と大声で叫び、周りに知らせましょう。
白馬尻小屋前の大岩に「おっかれさん!ようこそ 大雪渓へ」と書いてある。
白馬尻小屋にトイレがあるので、行っておきましょう。@100円
トイレは、以後3h無い。次のトイレは白馬頂上宿舎。
日帰り可能?
猿倉から往復で、日帰りしてる人はいますが、初心者はしない方がいいでしょう。
- 登り:6h(実際5hくらい)
- 下り:3h45m(実際4hくらい)
往復すると約10時間で、それに、移動時間を加えると、かなり疲れます。
また下山時は、滑りやすい箇所があります。疲れてくると安全に下山できません。
体力に余裕があった方がいいので、山小屋で一晩休んだ方が、安全、安心して登山が出来ます。
せっかく、イイ場所に山小屋があるので、是非、利用してみて下さい!
有給をうまく取得し土日と合わせ3連休にしたりする必要がありますけどね。。
山小屋の紹介
各山小屋について紹介します。参考にして下さい。
白馬山荘の談話室
山と高原の地図
場所 | 番号 | 小屋名 | 一泊2食 | テント場 | 評価 |
峰 | ① | 白馬山荘 | 10,300円 | 無 | 4.2 |
② | 白馬頂上宿舎 | 10,300円 | 1,200円 | 4.1 | |
③ | 天狗山荘 | 10,300円 | 1,200円 | 4.2 | |
中腹 | ④ | 白馬尻小屋 | 10,300円 | 1,200円 | 4.0 |
⑤ | 白馬鑓温泉小屋 | 10,300円 | 1,200円 | 4.7 | |
麓 | ⑥ | 猿倉荘 | 9,000円 | 無 | 4 |
評価はグーグルの5段階の☆を参考にした
①白馬山荘
電話:0261‐72‐2002
営業期間:4月下旬〜10月下旬
- 日本最大級の大きな山小屋で収容人数が800人!
- 白馬岳まで最短。15分で到着。
- 携帯電話の充電サービスはあるが争奪戦。予備のバッテリーを持っていこう。
- 無料で飲料水、ほうじ茶。
- ご飯、みそ汁 おかわり自由。
- 清潔感がある
- レストラン・カフェがある
- 有料でビール、日本酒、かき氷
- 徒歩3分でご来光を拝める場所がある。展望が良い
- 更衣室、乾燥室
- 携帯充電@100円
- ドコモのみ電波が入る。
- たまにカラオケ大会がある
- 郵便ポスト
- 談話室に漫画、テレビ
- 男女のスタッフが半々くらい。スタッフが多い。
- 8人程の小部屋に分けれれている。
- 予約なしでも泊めてくれる
②白馬頂上宿舎
電話:0261-75-3788
- 白馬岳まで約30分。
- 広いテント場。テント料金を支払いトイレと水が使える。
- 郵便ポスト
- ビールの自動販売機
- 白馬山荘と比べると混まない、また収容規模も小さい。
- 売店
- 景色は期待できない。。
- 談話室にテレビ
- 男性スタッフ
- スタンプ
- 郵便ポスト
③天狗山荘
電話:0261-75-3788
現在はテントのみ。2019年時点。
再建工事の為、宿泊営業していないが売店のみ営業中。トイレ、湧水あり。
周回コースから少しそれる。
白馬岳ー唐松岳の間に位置する。
④白馬尻小屋
電話:0261-72-2002
大雪渓手前で冷たい風が吹き込む位置。
- 携帯充電@100円
- トイレ@100円
- ビール、コーヒー
- アイゼンの貸し出し
⑤白馬鑓温泉小屋
電話:0261-72-2002
温泉がある山小屋。
- 温泉について
- 内容:白濁のお湯、露天風呂、硫黄温泉
- 営業:7月〜9月
- 料金:宿泊者は無料。テント、日帰り入浴者は500円
- 携帯充電@100円
- 売店あり
⑥猿倉荘
電話:0261-72-4709
登山口駐車場の役割が大きい
- 登山口の山荘。前の広場にバス停、タクシー乗り場。
- トイレ@100円
- 駐車場無料
- プリンがうまい
まとめ
白馬山荘か、白馬頂上宿舎か、迷いますよね。値段同じだし。。
迷ったら「白馬山荘」で良いかと思いますが、各人の優先したい内容で、選んでみて下さい。
- 白馬山荘:
- 日曜日、平日は白馬山荘でイイと思う。
- 設備的に充実した小屋。
- ご来光を見るには良い(小屋から3分の場所)
- 白馬頂上宿舎:
- 登りに力尽きたらコチラです。
- 翌日、荷物を置かせてもらい登頂しましょう。
- 土曜日の宿泊は、白馬山荘は混むので、白馬頂上宿舎の方いいでしょう。
- テント泊
(土曜日はどっちも混みますが比較的白馬頂上宿舎の方が混まない)
- 白馬尻小屋:
- 土曜日の混雑を予想し、コチラに泊まるのも良いが、2日目の歩行量は大変になる。
- 白馬鑓温泉小屋:
- 露天風呂に入りたい方はコチラ。
アクセス
登山口の「猿倉荘」を目指します。
車
猿倉の駐車場
- ナビで「猿倉荘」でいける。
- 猿倉荘:
- 住所:〒399-9301 長野県北安曇郡白馬村大字北城
- 電話: 0261-72-4709
- 駐車場:50台。猿倉荘から徒歩3分の所。
- 安曇野インターから約1時間20分。
- 新潟県糸魚川市からなら、148号線で約1時間20分。
- 最後Y字路を右が駐車場、左が猿倉荘です。
公共機関
猿倉荘まで、バスとタクシーがある。
人数が5人以上ならバス。5人以下ならタクシーを利用した方が、良いでしょう。
以下にバス、タクシーの特徴を載せておきます。参考にして下さい。
バス
公式サイト :アルピコ交通(松本電鉄)
電話:0261-72-3155(8:00~18:00)
- 白馬駅~猿倉荘の間で一日約7本。
- 運行期間:7月中旬~8月下旬。9、10月の土日祝、GWも便がある。
- 乗車時間約30分。
- 運賃:1000円
タクシー
料金、行先は写真を参考に↑
- タクシーなので、行先は自由。
- 乗車人数制限あり。4~5人。
- 下山時刻に来るように電話しときましょう。
- 白馬観光タクシー:0261-72-2144
- アルプスタクシー:0261-72-2221
- アルピコタクシー:0261-72-2236
温泉
白馬鑓温泉もあるが、麓の温泉を紹介します。
①おびなたの湯
- 帰る途中にあるので、寄って行きやすい日帰り温泉です。
- @600円
- 露店に洗い場が3か所あります。
- 雨の日は、行かない方が良い。
②八方の湯
- おびなたの湯より、少しだけ遠いが、寄って行きやすい。
- 大人@800円
- 近くに食べ物やがある。
③倉下の湯
- 大人600円
- 帰り道から少しそれる。
- 公式サイト
④みみずくの湯
- 大人600円
- 白馬駅から徒歩3分。
- 公式サイト
感想
寒い
8月なのに、とても寒かった。
麓は、普通なのだが、大雪渓からは冷たい風が吹き込み、足を止めると寒かった。
白馬山荘に着き、気温5°と表示されていた。
小屋の人の話だと1℃もあるとか・・。
強風で、さらに寒さを感じた。
3枚着て、手袋、帽子、マフラーをしても寒かったです。
寒すぎて、談話室のストーブに人が集まっていた。
僕は、受付の小屋のストーブ前で温まっていた。
白馬山荘の談話室@ここに10人くらいいた。
展望が良い
天気が晴れて展望が良かったです。
富士山までは見る事は出来ませんでしたが、かなり満足のいく景色でした。
動画に人が写ってしまいましたが、人が多いので避けて撮るのは難しかったです。
風は少しありました、寒くて長く滞在出来ませんでいた。。
山頂の動画を載せます。顔が写ってしまった方、スミマセン。。
そして陣馬山のような馬の像でも置けばいいのに。
山頂にこういうの欲しいなww
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