月山の登山ルートの姥沢について!初心者の日帰りコースも解説!

東北
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パワースポット「月山」とは

▲写真の「左、鳥海山」「中央、月山神社」「右、月山小屋」

  • 山梨県の中央にある標高1984mの山。
  • 全8コースあり、初心者~上級者まで難易度に合わせて登山出来る。
  • 山頂は神社、宿舎、休憩小屋、トイレがある。
  • 山頂からの展望は鳥海山、庄内平野、朝日連峰を一望できる。
  • 県内外、外国からも人気があり、毎年多くの登山者が訪れます。
  • 死と再生の聖なる山。

▲山頂神社に供養する霊祭所がある。

全登山口情報

月山の登山口は上の地図の赤茶色の登山者マークで示した。


各登山コースの概要は以下の通り。

人気は5段階で5が一番ある。

各コースタイムと駐車場
番号 登山口 コース 人気 登り時間 駐車場 駐車台数
月山レストハウス 羽黒山(8合目)コース 3時間 八合目 150台
月山ペアリフト上駅 姥沢(リフト)コース 2時間

20分

姥沢駐車場 340台
月山スキーリゾート 姥沢(志津)コース 3時間

20分

姥沢駐車場 340台
湯殿山 湯殿山コース 3時間

40分

湯殿山 150台
自然博物園 石跳沢コース 4時間30分 自然博物園 50台
石根沢登山口 石根沢コース 5時間 石根沢登山口 5台
 口之宮湯殿山神社 本道寺コース 7時間 本道寺 10台
 肘折登山口 肘折コース 9時間 肘折登山口 10台

これらのコースで初心者向けと姥沢コースを詳しく紹介していきます。

初心者の日帰りコース 3選

初心者おススメとしては

  1. 羽黒山コース
  2. 姥沢リフトコース
  3. 姥沢コース

1.羽黒山コース

  • 個人的には、羽黒山コースがお勧め
    • 登山時間は長いが、登る人が多くて、売店、休憩ポイントが多いため。
  • 山道を見守るお地蔵様に登山の安全祈願をしながら行きましょう。
  • 登山口まで近い宿が無い。

2.姥沢リフトコース

  • 次におススメがリフトコース
  • 全コース中の最短コース。
  • 木道が多く登りやすい。
  • リフト場が売店、休憩所でもある。
    • 晴れて天気の良い日は、リフトが気持ちがイイ。

3.姥沢(志津)コース

  • 整備された登山道。
  • 山頂までトイレ、避難小屋は無い。
  • 登山口まで近い宿が多い。
  • リフト営業時間を待たず登れる。
  • リフトコースと合流するまでは、
    • 人は少ない。
    • 水が流れていて、濡りやすい。
    • 熊が出る可能性あり。

マイカーアクセスして登り口と下山口を変える場合、(山を横断したら)車を取りに戻るのに、車の移動サービスは無く、公共機関で戻るには、かなり不便。タクシー移動しても、1万円以上はかかるので、やめた方がいいでしょう。

① 羽黒山コース(8合目)

▲写真は御田原参篭所

  • 名前が羽黒山とあるが、羽黒山経由で登る訳ではない。
    • 近くにある羽黒山側から登るという事で、羽黒山は別にある。
  • 山伏、行者が登るコース。
  • 8合目は標高1400mなので山頂の標高1984mの高低差500mを4kmに及ぶ、なだらかな傾斜を歩いて行きます。
  • 登山口の月山8合目駐車場、レストハウスにトイレがある。
    • トイレ一回使用毎に100円。

▲レストハウスのトイレ

登山道

  1. 最初は木道で、残りは岩の上を歩いて行きます。
  2. 登山道の途中にある御田原参篭所、佛生池小屋にトイレ、売店がある。
  3. 鳥海山を背に登っていくと7合目くらいから朝日連峰が左側に見える
  4. 「行者返し」が急斜面の岩場。
  5. 山頂手前にある三角点が月山で一番展望が良い。
    • 三角点は、5畳ほどの狭さ。3人いれば狭く思いる。

地図

コースタイム

▲山と高原のアプリから引用


▲弥陀ヶ原湿原(最初の迂回ルートにあります)

▲月山神社中之宮 境内

▲羽黒山コース途中にある「仏生池小屋」前から。

▲行者返し。岩場です。

登山口アクセス

自動車:「月山8合目」か「月山レストハウス」を目指す。鶴岡ICから約1時間。

通行期間:7月1日から10月初旬(月山6合目ゲートは10月下旬で閉鎖)

公共機関:以下の方法。

1.鶴岡駅からバスで(エスモール)月山八合目へ。エスモールバスターミナル

鶴岡駅前 ― 羽黒山頂 ― 月山八合目:約90分。

2.鶴岡市のタクシー会社

・庄交ハイヤー株式会社-0235220055

・株式会社ハイヤーセンター-0120254196

・湯田川ハイヤー-0235352177

地図は 鶴岡IC-鶴岡駅前ホテル経由ー月山8合目

▲写真は月山8合目バス乗り場

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前泊宿

下の地図で赤茶色のベットマークです。ほとんど鶴岡駅前です。

東京第一ホテル鶴岡に泊まりましたが、展望風呂でした。


月の沢温泉北月山荘

  • 「月の沢温泉北月山荘」は月山8合目から一番近い宿。地図を↓に示す。
  • こちらは、日帰り温泉もある。入浴料金350円。
  • 8合目まで車で32分。
  • 休日もあるので、問い合わせて行った方がよい。@休日は、電話に出ない様子。
  • 公式サイト 月の沢温泉北月山荘

日帰り温泉

② 姥沢リフトコース

  • 最短コース。姥沢コース(志津)より約1時間早く登れる。
  • リフト場に売店、食堂がある。
  • 家族やツアー客がよく使う。

▲ロープウェイ乗り場入口の売店、食堂

▲写真は、月山リフトから。

登山道

  1. 上駅で標高1520m。(山頂1984m)スタート。
  2. リフト上駅から牛首まで行く
    • 少し遠回りになるが姥ケ山を経由してもいい。
    • 下の地図で赤丸を付けた。
    • 木道を歩き続けます。
    • 最短距離で行くより登りは20分、下りは10分、時間がかかってしまう。
  3. 後半戦は、石段です。
    • 後半、運が良ければ日本海に粟島あわしまが見えます。

地図

場所と時刻

▲山と高原のアプリから


▲木道を永遠と歩き続けます。

▲たまに後ろを振り返ると見える景色。

▲7合目付近から、石段が続きます。展望は、ガスが無ければ、かなり良い

▲9合目付近にある鳥居

登山口アクセス

【自動車】

  • 姥沢駐車場まで月山ICから30分、西川ICから50分。
  • ナビ検索「月山リゾートイン」が良い
  • 周辺20km以内にガソリンスタンドなし。
  • 駐車場は姥沢駐車場(200円)か宿泊先の駐車場。
  • 月山ICについて
    • 山形自動車道、月山花笠ライン、112号が交差している所。
    • 山形駅方面から月山湖PAの次。
    • 月山IC出入り口は迷いやすいので、ナビや案内板をよく見て行先に注意して下さい。

▲写真は姥沢駐車場@美化費として200円かかる。朝6時頃回収しにくる

【公共機関】

  1. バスで行く
    1. JR山形駅東口で高速バス40分で西川バスストップ
    2. 徒歩2分で西川ICバス停
    3. シャトルバス乗り換え40分で月山姥沢口へ。
      • 乗り換えバス停が同じ場所は「月山口」だけだが本数が少ないので西川バス停で乗換が良い
      • 高速バスは予約制。一日4便。
      • 時刻表はロッヂやつなみのサイトが見やすい→ロッヂやつなみ
  2. 月山観光タクシー:電話 0237ー74ー2310
  3. レンタカー:山形駅周辺
  4. 送迎付き宿(登山口から近い順)
    1. 月山リゾートイン:電話 0237-75-2316
    2. ロッヂかしわや: 電話 0237-75-2241
    3. ロッヂやつなみ:電話 0237-75-2533
    4. ほていや山の宿:電話 0237-75-2431

問合せて聞いてみて下さい。

↓地図は 山形駅東口ー西川IC経由-姥沢駐車場

リフトについて

リフト料金表
大人1人 団体(20人以上)
片道 580円 530円
往復 1030円 930円

*子供料金は一回当たり約150円、大人より安い。

  • 営業期間:6月中旬~10月下旬(夏山リフト用)
  • 営業時間:8:00~16:30(7・8月の土日祝日は7:30から営業)
  • リフト時間:20分間
  • 連絡先1:月山ペアリフト下駅 TEL0237-75-2025

▲写真はリフト上駅

日帰り温泉

登山口の宿はチェックアウト後は、別料金で入れる。

ゆきしろ: 山形県西村山郡西川町志津5 電話0237-75-2033

③ 姥沢コース(志津)

  • 2番目に早い最短コース。朝一で、早く登るのに良い。
    • 月山リゾートインに前泊したが、朝5時に出発で弁当を作ってくれた。
  • リフト営業開始が朝8時からなので、このコースで7時過ぎに登るならリフトに追い越されてしまう。
  • リフトは下山時に利用しても良い。
  • 全体的に、木道、岩の道が続き、やや単調なので少し飽きがきます。
  • 登山道はリフトコースと重複しています。

登山道

  1. 前半のリフトコースと合流まで
    • 熊が出る。 熊鈴を持って行きましょう。
    • 熊ポイントは、沢の音がザーとしている先が見えない曲がり角、木や藪に囲まれた先が見えない道。
    • 沢の辺りの道は湿っている岩の上を歩く。滑りやすい
    • 気付けば熊の方が逃げると月山リゾートインのスタッフさんが言っていました。
  2. 中盤の姥ケ岳との分岐にベンチがある。登山道に避難小屋、トイレは無い。
  3. 7合目付近から庄内平野、鳥海山が見える。
    • 8、9合目付近は位置的に鳥海山が見えなくなる。
    • 山頂からは鳥海山は見える。

地図

コースタイム

▲山と高原アプリから


▲リフトコースと同じ道を通ります。

この道を真っ直ぐ行き、突き当りの左右の分岐を右に行きます。左はリフトコースです。

▲写真は姥沢コースの木道

この分岐点までは、熊出没の可能性があります

▲休憩場。姥ケ岳との分岐にベンチ。リフトコースと共通。

▲9合目付近にいる、延命地蔵尊。

登山者の安全を見守ってくれています。

ジグザグ坂道の真横にいるので、下や正面を向いて登っていると気付かず通り過ぎます。

登山口アクセス

登山口アクセス、登山口周辺、、駐車場日帰り温泉、前泊の内容は姥沢リフトコースと同じ

月山神社について

月山神社

▲写真は月山山頂にある月山神社

  • 7/1~9/15までの期間、神社は開かれている。
  • 神社境内は、石垣で囲まれて出入口は一か所。
  • 境内は撮影禁止。

御払いについて

  1. 入ってすぐ右の窓口で御払いをうける。
    • 御払い料金を500円払います。財布を持って行きましょう。
    • 自分で人型の紙に体の部位で気になる所を摩り、近くの水に入れる。
    • 神主から「頭(こうべ)を垂れて下さい」と言われ御払いを受ける。
    • 神主さんから御守が貰えます。
  2. 御払い後は、神社内に入れます。
    • 境内は反時計回りに進んで行く。
  3. 入って行くと賽銭箱と月読命が祀られている神社がある。
    • 周囲は石垣に囲まれて中央に神社がある。
    • 石垣にも小さな祠があります。
  4. 次に進むと御守など売ってる売店がある。
  5. 最後にロウソク、線香が無人で売ってあり、火をつけ近くの祠に供える。
    • 風が強く、なかなか火が付きにくいです。

▲写真は月山神社順路の看板を撮影した

山頂の月山小屋前に集まる山伏さん

月読命

  • 月山山頂にある月山神社は、月読命つきよみのみことが祀られている。
  • 天照大神が太陽なら月読命は月のような存在。
  • 天照大神の弟神とされ、夜の神、月の神ともいわれている。
  • 古事記に登場回数が少なく、謎多き神様です。

出羽三山神社の一つ

月山、羽黒山、湯殿山の各山に神社があり、3つの山を「出羽三山」と云っている。

月山は出羽三山で一番標高が高い。

月山だけでもパワースポットだが、出羽三山の3つの神社へ合わせて行けば御利益がアップするようです。


羽黒山

羽黒山は、車でも行けるが、麓から歩けば1時間ほどで山頂神社に着きます。

登りながら各神社や五重塔、茶屋で休憩しながら行けます。

湯殿山

湯殿山は、マイカー規制で麓の駐車場からバスか徒歩で移動する。

歩けば20分くらいかかる。

駐車場は大きな鳥居があるのが印象的だった。

湯殿山の境内に入ると撮影は禁止。足湯があり、供養する所がある。

月山へ続くルートがある。このルートは、湿り気があり岩場が滑りやすく長いのでおススメしない。

月山で思う事

▲写真は月山から見る庄内平野と日本海

僕が月山に登山した年は、頭痛と腰痛がひどく月山神社でお祓いをした時に、健康を願った。それが良かったかは、分からないが、今は頭痛も腰痛も軽減している。

僕が考えるに、この山は騒がしい事を嫌う。大きな声を出したり、はしゃいだりするのはやめた方がいいでしょう。観光客が増え賑やかになる事を望んでなく、そっとしておいて欲しい様子です。静かで落ち着いた気持ちで参拝する事が大事だと思う。

冷たさと暖かさが入り混じった不思議な感覚がします。遠いが毎年登りたい山です。

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