八ヶ岳最高峰の「赤岳」とは
- 山梨県と長野県の境にある標高2899mの山。
- 日本百名山の一つ。
- 八ヶ岳の最高峰(権現岳、硫黄岳、阿弥陀岳、天狗岳など)
- 周辺に山小屋が多い。
- 山頂に山小屋、トイレがある。トイレ一回100円。
- 山小屋にバッチ販売あり。
- 登山時期は4月から11月頃。
- 名の由来は2つ。夕焼けで赤く見えた。山腹の酸化鉄が赤色。
初心者ルート
- 日帰りでも初心者でも最短ルートは美濃戸口からスタートになる。
- 初心者が赤岳を目指すのは、キツイとは思う。標高が高く酸欠状態になります。
- そのため、山小屋で宿泊して、体を慣らし2日間に渡り登山をするのが良いでしょう。
- 日帰りの場合なら、一日10時間の歩き続ける必要がある。早朝出発じゃないと時間が足りない。
日帰りルート
- 車のアクセス限定になる。
- バスで美濃戸口からスタートすると遠く、バス始発も遅いので日帰りは厳しいです。
- 車が無い場合は、レンタカー、2輪、タクシーなどの方法がある。
- 同じルートの往復になる。
場所 | 時間 |
美濃戸口 | 0 |
行者小屋 | 2h30m |
赤岳 | 4h20m |
美濃戸口 | 7h20m |
橋を渡りスタート
宿泊ルート
山小屋に宿泊かテント泊をすると、ゆっくり楽しんで行ける。
赤岳と硫黄岳を縦走するなら山小屋に泊まる事をおススメします。
問題は、混むので土曜日の宿泊は避けたい。
ギザギザした峰を歩いていきます。
番号 | 場所 | 到着時間 |
① | 美濃戸口 | 0 |
② | 行者小屋 | 2h30m |
③ | 赤岳 | 4h20m |
④ | 赤岳展望荘 | 4h40m |
⑤ | 地蔵の頭 | 4h45m |
⑥ | 三叉峰 | 5h30m |
⑦ | 奥の院 | 5h40m |
(横岳) | ||
⑧ | 硫黄岳山荘 | 6h10m |
⑨ | 硫黄岳 | 6h30m |
⑩ | 赤石の頭 | 6h45m |
⑪ | 赤岳鉱泉 | 8h05m |
① | 美濃戸口 | 9h33m |
番号と対になってます。
山と高原から。番号と対です。
グーグル地図で各位置を表記
地蔵の頭
山小屋はドコがおすすめ?
赤岳は、宿泊することで楽しさが増す。
各山小屋の特徴を載せておくので参考にして下さい。
場所 | 番号 | 小屋名 | 一泊2食 | テント場 | 評価 |
峰 | ① | 赤岳山頂山荘 | 9,000円 | 無 | 4.5 |
② | 赤岳展望荘 | 9,000円 | 無 | 4 | |
③ | 硫黄岳山荘 | 10,000円 | 無 | 4.5 | |
④ | キレット小屋 | 7,800円 | 無 | 4 | |
中腹 | ⑤ | 行者小屋 | 10,000円 | 1,000円 | 4.2 |
⑥ | 赤岳鉱泉 | 10,000 円 | 1,000円 | 4.5 | |
麓 | ⑦ | やまのこ村 | 8,500円 | 550円 | 3.7 |
⑧ | 赤岳山荘 | 3.7 | |||
⑨ | 美濃戸山荘 | 8,500円 | 無 | 3.5 | |
⑩ | 八ヶ岳山荘 | 8,500円 | 無 | 3.8 |
- 峰にある山小屋(標高2400m以上):①~④
- 山腹部にある山小屋(標高2000mくらい):⑤、⑥
- 麓にある山小屋(標高1500mくらい):⑦~⑩
- 評価はグーグルの☆マークの5段階評価を参考にした。
- 空欄は不明なので記入せず。
グーグル地図で各山小屋を表記
山と高原から。各山小屋の位置。⑩は、遠いので載せなかった。
赤岳山頂山荘
赤岳山頂山荘
電話:事務所 0266-72-3260/携帯090-5446-1205
- 赤岳まで徒歩1分。赤岳に一番近い山小屋。
- 朝食バイキング、食堂から景色が良い。
- 赤いカレーが特徴。
- 温水シャワー
- 二段ベット
- 更衣室
- 赤岳祭り:毎年お盆後の第3土曜、音楽を楽しめる
赤岳展望荘
赤岳展望荘
電話:0266-74-2728
- 赤岳まで登り40分。
- 赤岳、硫黄岳に行くのには良い小屋。
- 五右衛門風呂、男女時間別で入れる
- マッサージチェアー、コタツあり。
- 朝食バイキング。豚肉の角煮がうまい。お茶、コーヒー、お汁粉 自由。
- 食堂からの景色はアルプスが見れて良い。
- 2段ベット
硫黄岳山荘
硫黄岳山荘
予約は公式サイトから。
- 温水シャワー@500円15分
- とてもキレイなウォシュレットトイレ
- 清潔感あるトイレのため女性客が多い
- カレーがおススメ
- Wi-Fi。スマホ充電
- スタッフ対応が良い
- 硫黄岳に近い。赤岳までは約2時間。
キレット小屋
電話:090-4716-2008
- 赤岳と権現岳の中間に位置する。
- 赤岳、富士山の展望が良い。
- 雨水は無料。飲料水は有料。
- テント場は狭く、水場、トイレまで遠い。
- 営業期間が短いので事前確認をした方がいいでしょう。6月中旬~10月中旬
- 到着が5時過ぎると怒られます。3時までには到着したい。
行者小屋
行者小屋
電話:090-4740-3808
- 美濃戸口と赤岳の中間地点。他のコースと分岐位置。
- 全体的にキレイ
- スタッフ対応が良い
- 湧き水場ある
- おでんが名物
- 電波が悪い
赤岳鉱泉
赤岳鉱泉
電話:090-4824-9986
- 美濃戸口と硫黄岳の中間地点。新しい感じがする。
- 硫黄岳に行くには良い
- 談話室には沢山の漫画。
- スイートルームはホテル並み。
- 風呂19時まで。
- 夕食ステーキ!スープ、ご飯おかわり自由。
- 暖房が多い。
- 更衣室
- 電波悪い
- カレー、アイス、ラーメン、ビールあり
- スタッフ対応が良い
- 小屋の前に広場にテーブルとベンチが並んでいる
- 冬も営業してる
やまのこ村
やまのこ村
電話:0266-74-2274(現地)と090-3215-0135(事務所)
- 美濃戸口の登山口に位置する。
- 下のページに、再度 詳しく載せてある
- 宿泊者のみ風呂利用。
- 駐車場一日1000円。500円のスマホ割引がある。宿泊者駐車無料。
赤岳山荘
赤岳山荘
- 公式サイトが見当たらない
- やまのこ村と同様に駐車場として利用される。
- 素泊まり出来る。
- 駐車場料金が一日1000円となっているが、1500円?か不明です。
美濃戸山荘
美濃戸山荘
電話:0266-74-2728
- やまのこ村と同様。美濃戸口の登山口に最も近い。
- お茶、コーヒー
- ソフトクリーム
- 風呂
- 混まない
- 広い屋根のあるテラス
- 駐車場(宿泊者のみ)日帰り登山での利用はできない。
八ヶ岳山荘
八ヶ岳山荘近くの分岐点
電話番号:0266-74-2728
- 美濃戸口まで徒歩60分。最寄りバス停に最も近い。
- 日帰り風呂@500円
- 駐車場:普通車@500.大型車@1000円
- 仮眠室、いつでも利用可能@2000円
- コーヒー飲み放題@500円
まとめ
どの山小屋に泊まるかは、個々計画や好みだが、迷っているなら赤岳山頂山荘でいいと思う。
- 「赤岳山頂山荘」:赤岳まで最短最小の体力、小屋に大きな特徴が無い。混む。
- 「赤岳展望荘」「硫黄岳山荘」「赤岳鉱泉」:硫黄岳にも行ける。清潔感ある。各小屋に特徴あり。
- 「赤岳鉱泉」:山小屋自体を楽しみたい、高級感を味わいたい。オシャレで個性的な山小屋。
- 「やまのこ村」「赤岳山荘」「美濃戸山荘」:宿泊よりも駐車場として役割。
- 「八ヶ岳山荘」:バス停が側にあるので、公共機関で来る人に良い。
「赤岳鉱泉」は泊まった事は無く、下山時に休憩して周囲を見回したが、他の小屋とは一味違う。にぎわいや妙な暖かさを感じる不思議な小屋です。近くに、また小屋を作るのか、増築か、すぐ側に建物を建てるような工事をしていた。
やまのこ村駐車場
やまのこ村について
- 美濃戸口の登山口に近い。
- 0266-74-2274(現地)
- 一日1000円の駐車料金
- 収容台数70台
- 駐車場の予約可能
- トイレ@100円(土足禁止なので登山靴を履く前に利用するのが良い)
- 売店、食堂あり。
- 宿泊、テント可能。
- 登山靴レンタル、弁当の用意がある。
- 朝5時からスタッフがいる。5時前に駐車する場合、ダッシュボード上の見える所に駐車日を書いたメモを置いておく。
近くにある赤岳山荘の駐車場も内容はほとんど同じ。混雑するので、予約できるのがやまのこ村の特徴ですね。
アクセス
車
ナビで「赤岳山荘」で近くまで行ける。やまのこ村ではナビに表示されなかった。
- 赤岳山荘の住所:〒391-0213 長野県茅野市豊平7693−26
- 電話:0266-74-2272
諏訪南ICにファミマ、ガソリンスタンドがあり、以後、美濃戸口まで無い
美濃戸口のバス停がある三差路に看板があるが、そこからは分岐は左へ進んで行く。
ナビではなぜか右方向に案内する。
美濃戸口の砂利道は凸凹道で、石が飛び出ているので車のタイヤのパンクしないように速度を落としていく方が良さそうです。
もみの湯(温泉)は美濃戸口の途中にある。
左へ行く。ココから砂利道で悪路になっていく。
公共機関
JR中央本線の茅野駅(ちのえき)から諏訪バスで美濃戸口まで40分。(アルピコ交通)
赤岳の感想
山頂
赤岳の山頂は狭い。10人でいっぱいに思える。
小さな神社が祀られている。
富士山、北アルプス、南アルプスが見える。今までの経験で展望は最上級です。
一日目、ガスで周囲は真っ白。
二日目、だれも居ない山頂を独占。5分後に人が集まってきた。
燕が、もの凄い速さで、側を飛び回っていた。
硫黄岳の山頂は広いが富士山が見れない。
登山道
↑で紹介した、宿泊ルートになります。
そのルートは次の動画↓
周回は南沢ルートから登り、北沢ルートで下山するのが、一般的の様子。
南沢ルートの登り前半は、緩やかな坂道。後半は階段地獄。
北沢ルートの下り最後は、重機道の林道を歩き続ける。
熊出没情報が無いためか、熊鈴を付けてる人がほとんどいなかった。
階段、鎖場、岩場が多いのでストック邪魔になる。
沢を渡る所が多くに橋がある所は分かるが、橋が無い所は、赤いテープが対岸や周囲に無いので、迷う。
また、6月時点で登山道に雪は無いので登りやすかった。
ずっと続く赤い階段。登ってると右に中岳が見えてくる。
山小屋
赤岳展望荘
赤岳展望荘に宿泊した。
どこの山小屋も土曜は混むそうです。
混むと寝床は隣との距離なし、寝返り出来ない。シラフで寝る。
五右衛門風呂には入らなかった。衛生面が心配だったのと、山小屋って何するにも動きにくいので。
下山後に「もみの湯」に立ち寄った。
標高が2722mもある山小屋なので、頭痛、息切れはあるが、翌朝には無くなっていた。
6月の梅雨でも
山頂動画を見たら分かるが、6月の梅雨でも景色は良い。
たまに全国的に晴れる日があるので、狙って行くとイイ。会社はズル休みになるが^^;
山小屋で一緒になったおじさんも休んで来たと話していた。考える事は同じかな。
7,8,9月は夏休み、紅葉シーズンで混雑は確実なので、6月は、ねらい目です。
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