奥穂高岳とは
- 長野県松本市と岐阜県高山市の境にある標高3,190mの山。
- 日本百名山の一つで第3位の標高の山。
- 穂高連峰(北穂高岳、西穂高岳、前穂高岳など)の中の最高峰が奥穂高。
▲穂高山荘前からの朝日🌄
初心者ルート
ルート
直線的に上高地から前穂経由の方が時間は早いが難所があるので、初心者にはツライと思うので
上高地から横尾、涸沢経由でコの字形で迂回して行くコースを紹介します。
タイムスケジュール
2泊3日と1泊2日の2通りのタイムスケジュールを作成してみました。
どちらがいいかは個々の体力や休暇の予定になりますが僕が提案する一つ目安としては、
登山口(沢渡バス停)までのアクセスが近くて、2時間以内でいける長野県内の方や前泊を登山口近くのホテルで一泊する方は、1泊2日。
登山口まで遠くて移動に3時間以上かかる長野県外の方は、2泊3日でもいいのかと思います。
交通距離と時間もバカにならないんですよね。
2泊3日(ゆるい) | 1泊2日(キツイ) | |
1日目 | 1日目 | |
①上高地バスタ | 7:00 | 5:00 |
② 明神分岐 | 8:00 | 6:00 |
③ 徳澤 | 9:00 | 7:00 |
④ 横尾 | 10:10 | 8:10 |
昼飯 30分 | 休憩 10分 | |
④ 横尾 | 10:40 | 8:20 |
⑤ 本谷橋 | 11:40 | 9:20 |
⑥ Sガレ | 12:50 | 10:30 |
⑦ 涸沢ヒュッテ | 13:40 | 11:20 |
2日目 | 昼飯 30分 | |
⑦ 涸沢ヒュッテ | 7:00 | 11:50 |
⑧ ザイテングラート | 8:30 | 13:20 |
⑨ 穂高岳山荘 | 9:50 | 14:40 |
3日目 | 2日目 | |
⑨ 穂高岳山荘 | 6:00 | |
⑩ 穂高岳 | 6:50 | |
休憩 | ||
⑩ 穂高岳 | 7:00 | |
⑨ 穂高岳山荘 | 7:30 | |
⑦ 涸沢小屋 | 9:40 | |
④ 横尾 | 11:40 | |
①上高地バスタ | 14:50 |
※16:55最終便バスに間に合うように下山。
①上高地バスタ~④横尾までは槍ヶ岳へ行くのと同じルートです。
①上高地バスタ
▲上高地バスタ
- 沢渡からバスに乗り上高地に到着した所の写真。
- 売店、食堂、トイレ、郵便局が周辺にあります。早朝はやってない店もある。
- 標高約1,500mある。
▲かっぱ橋前
- 5分ほど歩くと「かっぱ橋」。有名な場所ですね。
- 観光地なので観光客が多い。
▲かっぱ橋
- 槍ヶ岳ルートでは、かっぱ橋は渡らない。
- 橋は結構、揺れる。
- 渡ると、商店街が並んでる
- 川を左側にしながら、進んで行く。
- 左右にキャンプ場がある。
- この先、平たんな道が約3時間ほど続く。
▲トイレ
- キャンプ場なので、トイレもある。
② 明神分岐
▲明神分岐
- かっぱ橋から約1時間歩くと明神分岐
- 明神館がある。@トイレ、売店、食堂
- ルートから外れるが、穂高神社奥宮がある @片道10分
▲徳澤ロッジ
- 遠くから見た感じ、徳澤ロッジは、人の気配が無かった。
▲徳澤のテント場
- 徳澤手前にテントが見えてきます。
③ 徳澤
▲徳澤園1
- トイレ、診療所、テント、水場があります。ソフトクリームも売ってた。
- 標高1562m
▲徳澤園2
- 横尾を目指します
▲徳澤園
- 徳澤園から、90度曲がって横尾へ。
④ 横尾
▲横尾
- 横尾山荘、トイレ、自動販売機、大橋があります。
▲横尾2
- 写真中央の橋を渡っていきます。
▲平坦な道
- 橋を渡った後、笹薮の間を歩いていく
▲製材所跡
- 周りには、特に何かあるわけではなかった。
⑤ 本谷橋
▲本谷橋
- 休憩ポイント
- 以後、上り坂になります。
⑥ Sガレ
▲Sガレ
- 名前の由来は分からず。
- 岩に腰掛けるくらいの休憩は出来そうでした。
▲石畳み
- 休まず早く進む方がよいみたいです。
▲分岐点
- 登っていくと涸沢ヒュッテと涸沢小屋の分岐点。
- この辺りは急登で疲れも出てきてキツイところ。
- 坂道は石段です。
- 涸沢ヒュッテは、後3分ほど、涸沢小屋は後、7分ほどで到着。
- どちらから行っても差は、ほとんどないので、涸沢ヒュッテから行くことにしました。
- 涸沢ヒュッテからはパノラマコースと涸沢小屋経由の2通りの道がある。
- パノラマコースは通行止めになっていたが、もしそちらから行くと、涸沢小屋を飛ばしていきます。
⑦ 涸沢ヒュッテ
▲涸沢ヒュッテ
- ヒュッテは、複数の小屋があり広く感じた。
- ヒュッテで一泊したが、泊まらない人は、休憩して、給水(無料)していこう。
▲売店
- ビールも売ってました。
- この辺りは、そびえ立つ山々を見れて景色がいいです^^
- 僕は見れなかったが、モルゲンロート(朝日が山々を照らし赤く見える事)もキレイだそうです。
▲登山道は売店を通り過ぎていきます。
▲涸沢テント場
- この写真は下山時に撮影したので、登山方向とは逆になります。
- 写真を撮った立ち位置の後ろ側へ進むと涸沢小屋になります。
▲涸沢小屋
- 涸沢小屋から登山道に進みます。
- 写真の石階段から行く。
- 給水無料、トイレ有料。
- 北穂、奥穂の中間地点になります。
▲登山道
- 岩石がゴロゴロしてます。
- 若干、滑ります。
▲涸沢パノラマコース
- 涸沢ヒュッテ側との合流地点。
- 下山時に使うのが良さそうな気がします。
- パノラマコースは、小石だらけで歩きにくい感じがしました。
- 実際に歩かなかったが、パノラマというほどなのかなあと思いました。
⑧ ザイテングラート
▲ザイテングラード
- ここからザイテングラード入口。
- トレッキングポールやストックはザッグにしまい、手袋を着用して行こう。
▲これがザイテングラード
- 疲れがあるとツラさはありますが。
- 他の穂高の難所に比べたら、それほどでもないと思ってしまった。
▲展望よし
ザイテングラードは後ろを振り返ると、これまで登ってきた道や涸沢、山々が見えるので、休憩も兼ねて登るのがいいです。
▲穂高岳山荘前にある看板
- ザイテングラードを登り切ったら穂高岳山荘。
⑨ 穂高岳山荘
▲穂高岳山荘
- 宿泊、休憩が出来る。
- トイレ有料、給水無料。
- 詳しくは山小屋紹介にて。
- 北穂、奥穂、涸沢の中間地点になります。
- 奥穂高まで約40分。
▲穂高岳山荘から見える朝日
- 山荘で一泊し朝日を撮影。
- こういうの風情あってイイね^^
▲いざ、奥穂高へ!
- 写真の左下から右上に登っていく感じです。
▲奥穂高への登山道 前半戦
▲奥穂高への登山道 後半戦
- 最後は岩ゴロゴロしている道でした。
▲穂高到着
- 穂高岳山荘、前穂高岳、ジャンダルムの中間地点でもあります。
⑩ 穂高岳
▲祠
- 山頂に到着した達成感と展望の良さが感無量でした。
- この祠は、手作りらしく、同じ高さの標高3,190mの間ノ岳とライバルの差をつけるために作られたと、近くにいたおじさんが言っていました。
- また、おじさんが言うには、「こんな360度見渡せる時は、滅多にない」と話していました。ラッキーでした。
- 槍ヶ岳も見えます。
- 美しい景色をいつまでも眺めていました。
▲前穂高への道と展望
▲登頂の様子
▲ジャンダルム方向の写真
▲写真左に富士山が見えます。
山頂動画を載せておきます。👇
山小屋
主な山小屋を3つ紹介します。
どこも、4月のGW~11月の第一週の土曜日までの営業をしているようです。
個人的には涸沢ヒュッテが一番良いかと思います。
理由は、設備が充実していて、カーテンある部屋で熟睡できます。
涸沢ヒュッテ
- 公式サイト:涸沢ヒュッテ
- 予約:直通電話 090-9002-2534 朝8時~夜18時?まで
- 予約が電話のみ。
- 電話が通じない事が多いので、1時間に一回の割合で電話してみるといい。
- 空き状況は公式サイトから確認出来る。
- 素泊まり@9000円+1食に付き約2000円
- 朝食:5:30~,6:10~
- ヘルメットの貸し出し@1000円
- フリーWi-Fi、スマホ充電
- 食堂、売店、電話ボックス、トイレ、給水場、休憩場、談話室、乾燥室あり。
- 到着予定時刻は14時までが望ましい
- 収容人数 140名
- テント予約不可@2000円
- テント泊の方は、食事など色々制限がありますので、公式サイトより確認しておく必要があります。
▲涸沢ヒュッテの各館の配置図
- 新館、本館、別館、売店、トイレ、水場、展望テラスがあります。
- 涸沢ヒュッテは広くて、迷路のようだった
新館で受付
入場チケット
裏面は部屋名、朝食と夕食の有無とその時刻が書いてありました。
寝室
廊下
食堂
※ご飯、みそ汁はおかわりし放題
トイレの建物に自動販売機があり、その横に温度計がありました。
その他、別館、診療所にはいく事はなかったです。
涸沢小屋
- 公式サイト:涸沢小屋
- 営業期間:4月末~11月初旬
- 予約:直通電話 090-2204-1300 朝8時~夜19時まで
- 予約が電話のみ。
- 素泊まり@9000円+1食に付き約2000円
- 朝食時刻:夏季5:30~6:30、秋季6:00~7:00
- 朝食弁当あり
- ヘルメットの貸し出し@1000円
- フリーWi-Fi、スマホ充電
- 食堂、売店、トイレ、給水場、休憩場、談話室、乾燥室あり。
- 定員は80名
- 16時頃までに到着が望ましい
以下写真で説明
涸沢小屋は泊まらなかったので、レポートは売店だけです。
▲売店入口
- 入口前の外は、展望がいいテラス席があります。
- このドア裏にWi-Fiのパスワードが貼ってありました。
▲売店入口横に自販機あり
▲メニュー一覧
▲給水無料@売店中
▲カレーを注文しました。
- 汁は具をもっと欲しいところです…
- 関西弁の昭和っぽい明るい女性店員がいました。
お話したかったが、下山を急いでいたので、またの機会に^^/
穂高岳山荘
- 公式サイト:穂高岳山荘
- 予約:公式サイトまたは電話:090-7869-0045
- 電話は繋がりにくいので公式サイトから予約するのをお勧めします。
- 営業期間:4月末~11月初旬
- 素泊まり@9500円+1食に付き約2800円
- 食事時刻:5:00、5:30?2グループに分けていたかもしれないです。
- フリーWi-Fi・やや電波が悪い、スマホ充電@一回に付100円
- 食堂、売店、トイレ、給水場、休憩場、廊下に談話室、乾燥室あり。
- 16時までの到着
- 名前などを言って受付します。
- 宿泊部屋が割り当てられ、食事アリなら時刻を伝えられます。
受付は売店も兼ねていた。丁度、100周年でした。
▲宿泊料金
▲セルフサービスのコーヒー
- @200円でコーヒー飲めます。
- 受付から部屋に移動する通路の左右に談話スペースがあります。
- 携帯充電ブースがありました。貯金箱に100円を投入します。
- 本は山の雑誌がほとんどでした。
- 6人部屋の乗鞍岳に泊まりました。
- 雑魚寝する感じです。
- 寝たときの頭上に棚があり、荷物を置けます。
トイレと水場は山小屋の内と外にありました。
山小屋中には、トイレは2か所ありました。
1Fに乾燥室がありましたが、濡れる事がなかったので利用しませんでした。
▲食堂を2Fから撮影。
- チケットを見せて食堂に入場。
- ご飯、みそ汁 おかわり自由。
- 朝食の卵かけごはんは良かったです^^
感想
個人的には、行けて良かったです。
- 景色は最高
晴天の登山で標高3190m級からの景色は展望がよく、美しい景色をずっと眺めていました。
いつまでも、居たかったが帰りのバスが16時だったので、長居は出来ませんでした。
- ルート
難所は多いが、上高地から涸沢経由で行くルートなら比較的安全かと思います。(ほかのルートはちょっと、きついですネ)
- 山小屋
穂高山荘と涸沢ヒュッテに泊まりました。涸沢ヒュッテは安眠できました。過去一番いい山小屋だと思います。やはりカーテンがあるのが良かったですネ!。ヒュッテはお勧めです。ただし、電話予約でなかなか、通じないです。
- 疲れるヨ
日帰り不可能なので泊まる事になります。家から深夜出発。7時沢渡バスセンター、涸沢ヒュッテに泊まり、北穂に行き、(行かなくても良かったが)穂高岳山荘に泊まり、早朝に奥穂高に行き、夕方上高地下山の2泊3日の山旅でした。
沢渡の温泉に3日ぶりに入り、帰宅しましたが、普段の運動不足かな。結構、疲れました><
ただ、素敵な景色と登頂達成と山小屋に泊まった事が良い思い出になりました^^
次の目標はジャンダルムかな。でわでわw
コメント